「断捨離」以外で物欲を抑える方法

数年前に断捨離が流行していた。影響を受けやすい私は昔、断捨離をしていた。

実際にやってみて分かったのだが、ある程度整理したり、物を捨てたりすると、それ以上捨てることができない状態になる。

結論から先に言うと、断捨離を感情的に煽る本(本のタイトルは伏せる)に対して私は批判的。他人が物を買ったり捨てたりする行為について、感情的に訴えるべきではない。捨てる行為自体に快楽を感じるのは、無益で危険でもある。

また、所持品の意味を自問自答することはストレスになりかねない。一度、所持品を絞りこんだら、それ以上、所持品の意味を考える必要もない。

だから私は、ある段階で断捨離を意識的に止めた。

そして私は試行錯誤の末、最終的に(?)、「拭き掃除」に行き着いた。

やり方は簡単。バケツとぞうきんを用意する。バケツに水を貯めて、濡れたぞうきんで埃を拭きとる。注意すべきポイントは3つ。

  1. 埃を吸わないように必ずマスクをして掃除する。
  2. 自分より上の位置を拭くときは埃が落ちてくるので、ビニール系の服が吉。コンタクトは止めた方がいい。眼鏡の方が吉。
  3. 汚れたバケツの水を捨てる時は適当に網で濾すなりして、排水管が詰まらないようにする。

そして、ひたすら拭く。おかげで机もフローリングもツルツルだ。
(ただしカーペット類は拭けないから、掃除機を使う。)

拭き掃除のメリットは、

  • 自分の周囲が綺麗になる。
  • 汚れたバケツの水を見ると、よくわからない達成感を感じる。
  • 綺麗な部屋を保ちたくなるので、物欲が抑制される。

断捨離と大きく違う点は、物を捨てた量で達成感を感じるか、バケツの汚い水で達成感を感じるか、という点である。

デメリットは、とにかく時間がかかり、キリがないこと。それ以外のデメリットは感じていない。